大切なのは道具か理屈か

 

「理屈」ってなんだろうと思っていた。

 

 

カットの仕組みが理解できず、先輩に質問すると

 

「そんなことばっかり言ってるから頭でっかちになってカットできないんだ」

 

と言われた。

 

 

独立したけど不安だった。

 

自分とまわりの美容室は何が違うんだろう!?

 

自信を持てるものが無いことに気づいて怖くなった。

 

 

あるとき、不可能を可能にするハサミに出会った。

 

これがあれば、自分にも魔法がつかえると思った。

 

でもかすかな疑問も湧く。

 

「これでは調子が悪いお客様もいる」

 

でもその時は信じたかったから

 

振り払うように、考えないようにした。

 

 

 

時がたち、

 

“どういう状態になっていると髪はまとまるのか”

 

を考える機会を得た。

 

 

 

気づいたら「魔法のハサミ」は使わなくなっていた。

(たまには使うけど)

 

 

 

道具に頼らなくても大丈夫だと思えるようになった。

 

 

 

もちろん

 

道具も大事。

 

理屈も大事。

 

 

 

 

もっとはやく気付きたかった。

 

でも

 

今気付けてよかった。

 

 

 

 

田舎の美容師の

 

ひとりごと