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手スキ?
裏にあるへこみ「裏スキ」だね。
昔はグラインダーの砥石に手作業で押し当てていたから「手スキ」
治具を使っていた所もあるからそれも含めてね!
今は「NC」を使った精密機械加工
つまり「機械スキ」
写真は「手スキ」
特徴は荒れた線
対して「機械スキ」は
とても綺麗な縞模様(笑)
手スキの疑問
現代での「手すき」は本当に必要なのだろうか?
「機械スキ」で短時間で安価でパーフェクト動刃と静刃を全く同じにできるのに比べ、「手スキ」はどうしてもムラが出る。裏を引く度に粗が出るからまた裏スキをしなければならない。
そんな無駄な事より完璧なハサミが欲しいのが美容師の気持ち。
何故?
最近「機械スキ」のハサミにわざわざ手スキをして裏に傷つけるメーカーがある。
せっかくNC加工された正確な裏スキが入っているのに、手スキっぽく見せて「手スキは凄い」かのように演じている事!
すでに多くの美容師は知っているんだけどね。
結論
私達が考える上では、国産のしっかりとした「NC加工の裏スキ」が理美容鋏には最適だと思う。
手スキの技術は凄い事だと思うが研ぐ度にメーカーに戻さなければならないあの乱れ方は不安でならないんだぁー!
「手スキ」について、実は多くの鋏製造者は避けている理由を知ると実に単純明快で当たり前の事と思うんだぁー!
寂しいけど・・・。
日本の鋏製造技術は世界でもトップクラスだと思う。
それは歴史もあるし、絶えず世界の理美容師から注目され続けていることも裏づけの一つ。
ただ困った事に昔からの不必要な技術をあたかも「凄い事」のように表現している点が目に付くと
どうも座りが悪い。
・手スキ
・手造り
・伝統
これらは昔は当たり前だった事なだけ。
昔の手スキ職人が皆NCのデータを入れられるのだろうか?
手造りは未だに仕上げは全部手作業であるから世界中の鋏が全部手造り。
伝統はそれに沿って現在はNC加工になっているのだから機械も伝統である。
美容師が製造現場を知らない頃までは誤魔化せたかもしれないが、
工業高校を出て美容師になったり、
機械加工を知っている美容師も沢山居る。
ハサミ製造を色々と知ってしまった美容師も居るんだよね!
SNSが日常になっている現代
もう隠す事は限界なんだ~!
とりあえず「手スキ」はもう勘弁・・・。
寂しいけど。